三浦弘行九段復帰戦

 昨年(平成28年10月)、スマホ不正使用に係る冤罪の被害者であった三浦九段の復帰戦(竜王戦予選1回戦)が、本日行われた。

 相手は、あの羽生善治三冠である。結果については今回は重要ではないので省略する。

 このスマホ問題は、将棋界をゆるがす大きな問題であった。将棋に関心がない人にとっても、本件はあらゆる面で考えさせられる問題が多く含まれていると思うので、あらゆる角度から私なりに切り込んでみたい。

 とはいえ、何から書いたらよいか。当然、本件を知らない人のために事件の概要は軽く触れなければならないだろう。それは次回にするとして、私はリアルタイムで冤罪発生の過程を見ることができたので、今回に関しては、かなり客観的に考えることができたと思う。

 本件に触れるにあたり、将棋というカテゴリーを新たに作った。この第1回目で書いておきたいのは、私は怒っているということ。渡辺明竜王並びに将棋連盟に。そして、尊敬はしているものの、前将棋連盟会長であった谷川浩司九段に。

 最後に、正直に言っておきます。私は三浦九段が大好きであったものの、騒ぎの過程では、私もスマホ不正使用を疑っていた。

 三浦九段、ごめんなさい。